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青柳社、可児郡御嵩町の伏見地区を中心にした愛好者で結社。伏見は中山道太田宿と御嵩宿の間にある宿場町。木曽川がそばを流れ、近くに新村湊があり、笠松や美江寺へ舟で物資や人輸送して栄えたところでもある。その伏見宿のシンボルツリーが柳の大樹で、それに因んで青柳社と命名された。
寿庵柴田小舟雅、父親も子安観音や女郎塚のある古刹洞興寺の和尚河北庵月峰雅に狂俳を習っていたとか。月洞社の立机式に参加する加藤瓢岳雅を車に乗せて送迎する折に知人に出会い、誘われてこの道に入る。立机式は平成二十八年、81歳の時。現在東濃地区の大人は小舟雅只一人で、孤軍奮闘いただいている。また、御嵩町の花は菊であり、菊作りの名人として地元でも有名である。
青柳社の歴史は昭和九年に遡る。明治六年生まれの西田澤吉・大柳軒蛙声雅が、創始者で、その次女である白鶴雅が二世大柳軒務め、伏見宿の名所子安観音や女郎塚で有名な洞興寺の和尚河北庵月峰雅等の活躍で隆盛となる。蛙声雅亡き後も洞興寺に蛙声雅の句碑を建立し、毎年命日に蛙声忌を営み句会を開いている。
また当地区では、平成二十年まで子安観音夏祭りにおいて狂俳行灯を飾り、地元風物詩として存続していたが、暫く行われていなかったが、令和3年より、復活して、令和4年には、完全復活して新たな歴史を刻みだしている。
月次会は、第九世八仙斉山里宗家、九代樗流会長梢山雅、十一世泉水宗家に、現在は樗流会副会長の華泉大人の指導を受けて行われて来た。
御嵩町文化講座として狂俳講座を毎年担当している。また隣町の可児市土田の湯の華アイランドにおいても毎年地元の歴史文化講座として、「土田御前の会狂俳句会」を指導して狂俳の流通に努めている。
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