ホーム›狂俳日々徒然› 会長・宗家, 吟声社 › 十二世八仙斉襲統に寄せて 東海樗流会会長 十二世八仙斉晴月
先ずは、新型コロナウイルス感染症の蔓延に就きましては、中々治まる事を知らず、唯々困惑の日々で御座居ます。
東海樗流会員の皆様方におかれましては、既にワクチン接種を済まされておられるとは思いますが、岐阜県御状況は大変厳しいものが御座居ます。どうか一日も早く安寧に過ごせる日が来ることを念じ上げて居ります。
尚今後の東海樗流会の行事に就きましては、無事催行出来ますことを念じますと共に、皆様方のお力添えの程宜しくお願い申し上げる次第で御座居ます。
扨て私事では御座居ますが、此の度来年の令和四年三月の襲統を待たず、令和三年六月十九日を卜して、十二世八仙斉の引継ぎをさせて頂きましたことをお知らせ申し上げますと共に今後共何卒宜しくお願い申し上げます。
実は十一世八仙斉泉水宗家から、自身の体調の事もあり、来年令和四年三月の襲統の式を待たずして、宗家の引継ぎをお願いしたい旨の御要望が御座居ました。
そこで東海樗流会執行部の方々にその旨のお話を申し上げ、十二世細味庵佐巻宗家、副会長大澤草児大人、岩田華泉大人、事務局長井藤恵月大人の御同席をお願い申し上げ、当方吟声社代表森田博泉雅を伴い、十一世八仙斉泉水宗家宅に於いて、十二世八仙斉の引継ぎを済まさせて頂きました。
今後共樗流会員の皆様方には、何かとご迷惑等をお掛けすると思いますが、どうか宜しくお願い申し上げます。
扨て伝統ある岐阜調狂俳、東海樗流会の八仙斉の宗家を襲統をさせて頂くに当たり、唯々身の引き締まる思いで御座居ます。
八仙斉道統の歴史を繙いてみますと、初代八仙斉亀遊宗家は、初代細味庵東坡宗家がお亡くなりになりましてから(文性六年四月没)二十年程であったと思われますが、一八四四年弘化元年九月に立机をされ、後、門人後輩の指導をよくされ、遂に推されて八仙斉宗匠となられ、一派を開いてその第一世となられたとの事であります。
以来二世一秀、三世巴童、四世無涯、五世右左、六世松濤、七世梅渓、八世唖声、九世山里、十世爽風、十一世泉水、各歴代宗家を経て、此の度八仙斉十二世を不肖晴月が継がせて頂く事になりました。
尚伝統ある八仙斉の名跡を引き継がせて頂きます事に就きましては、些か躊躇も御座いましたが、十一世のたっての御要望でもあり浅学菲才をも顧みず、引継がせて頂く決断をさせていきました。
今後東海樗流会会員の皆様方には、何かとご迷惑をおかけする事とは思いますが、何卒御指導御鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。
尚令和四年三月十九日を卜として開巻の予定をしております、香酔庵待花大人立机披露、並びに十二世八仙斉晴月宗家襲統披露文芸大会には、何卒宜しくお願い申し上げます。
尚今後共、岐阜調狂俳、東海樗流会の益々の隆盛、発展をご祈念申し上げ、ご披露とさせて頂きます。
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