岐阜調狂俳と俳句の研究

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「東海樗流会創立七十周年に寄せて」副会長 岐阜地区参事 恕風庵 華泉

2022.05.04 951
副会長/岐阜地区参事
恕風庵 華泉

先輩の努力に依り樗流会発足七十年を迎える事が出来まして喜びと共に感謝申し上げます。この間に狂俳の岐阜県文芸祭に参加する事が出来ました。又今回の岐阜県芸術文化顕彰の受賞と会員各位に大変喜ばしい事で皆さまでお祝いしたいと思います。
さてこの間に於いて、樗流会の会員減少や会員高齢化等色々悩みが山積しています。
因みに県の文芸祭の応募数も平成十四年が二百五十八名、令和二年が八十三名、この間に約三分の一の減少です。俳句部門では平成十四年が三百九十四名で令和二年が三百六十九名です。その他の部門も俳句と似たようなものです。
皆様も「狂俳」を勧めても、難しい分からん等とお断りに会われた経験があると思います。確かに皆さんに簡単には説明できないと思います。令和三年七月号に書いてあります。
「季題」には季語を入れない「雑題」の場合によっては季語を入れて作る。
樗流会の大きな大会では「当座」句の応募が有ります。その題に開巻時期の「漢字」の五題と「ひらがな」の五題が提出されます。漢字の季題とひらがなの雑題の二題で選者は定座に近い選句をする様に求められます。狂俳を短詩文芸を嗜む方に五、六人でも気軽に楽しめることを理解して頂く事を考えたいですね。


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