ホーム›狂俳日々徒然› 行灯祭り, 青柳社, 文化活動 › 行灯まつり 美濃加茂市下米田 小山観音ちょうちん祭り
飛騨木曽川国定公園に指定されている飛騨川に浮がぶ中の島には、馬頭観音が祀られた観音堂が建てられています。この観音堂には、平安末期、木曽義仲にゆかりのある若名御前の菩提を供養するために訪れ、大波の中を小船で中の島に渡ろうとした際、水の中から馬頭観音を背にした龍神が現れて波を鎮めたことに大いに喜んだ義仲が建てたとの言い伝えが残っています。
もともと中の島は陸続きでしたが、下流に計画された今渡ダムの完成によって陸伝いに往来ができなくなるため、昭和13年に「かんおん橋」と名付けられた今の参詣橋が建設されました。また、ダムの完成によってできたダム湖は青柳薪水湖と呼ばれ、緑濃い樹木に覆われた中の島とあわせて景勝地となっています。
ここ美濃加茂市下米田町小山で毎年の夏の7月最終土曜日に「小山観音ちょうちんまつり」が行われ、大勢の家族連れや参拝客らでにぎわいます。このまつりは、市内に古くから続く夏のまつりのひとつで明治時代からといわれています。
辺りが暗くなり始めると、飛騨川中央にある小山観音と岸を結ぶ橋に飾り付けられた俳句や狂俳のちょうちんに一斉に明かりがともされ、夕暮れの中に浮かぶ数々のちょうちんが幻想的な空間を演出します。 お茶席やカラオケや夜店もあり、大変賑わいます。昨年かコロナで中止、今年はちょうちんを飾るのみで実施予定。
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