ホーム›狂俳日々徒然› 西濃地区, 光風社 › 光風社 吟社紹介
光風社、揖斐郡揖斐川町坂内、旧坂内村地区の愛好者で作る。現在は会員数6名。
丸山春吼 雅、狂俳とのご縁は、母が雅号 翠光として活躍しており、母のもの真似から始まった。又光風社5代山口春翠が曽祖父にあたる縁もあり、9代目の光風社代表を務める。
光風社の歴史は古く江戸時代末期に遡る。当初山口家が代々代表を務め、初代から4代までは俳諧一筋であった。明治20年前後より狂俳に取組み始め、大衆に親しみやすいこともあり、たちまち同好者も増え、会員は時に触れ、折に触れ、生活の中で狂俳を楽しんだ。
先代の8代南山軒蘭石(宮川史郎)雅は坂内村教育長を務めた。また水都吟社代表にして樗流会長老として活躍した田中佳翠大人が、坂内村出身で懇意であったため長きにわたり指導を受けた。
昔の坂内村の会員は、山畑に稗を蒔き、炭を焼き、蚕を飼い、紙を漉き、山間の小さな村に細々とその日々を暮らしていたが、貧しい生活の中で句会は生まれ、大自然の、四季、花鳥風月の美しさを静かに詠い続けてきた。
幼い日、母に手を引かれ、お祭りの夜参道に並んだ燈籠絵の絵狂俳を知る人は今なお懐かしく感じる景色である。
大雅追善供養会、立机披露会(平成28年4月 笑山軒春吼・雲山軒首雷)、新年会、村祭り、等々折にふれ狂俳を楽しみ、現在まで続いている。
(春吼大人談話と「光風社の歴史」、「坂内村史)から)
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