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「祝辞」東濃地区参事 寿庵 小舟

2022.05.04 718
東濃地区参事
寿庵 小舟

樗流会の七十周年記念、更に岐阜県芸術文化顕彰受賞記念と言う誠に目出度い年に遭遇したと言うことは実に奇遇で、昭和、平成、令和の三代を超越した七十年と言う年月、この間何千何万と言う県下の樗雅先輩を差置いて小雅如きが巡り合えた事は紛れもなく奇跡と申せましょう。

趣味の多様化に伴い狂俳を嗜む雅人が減少し樗流会の存続も危うくしている現状に小雅も心を痛め、少なくとも我が青柳社だけでも一定の人数の確保にと東奔西走すれど、何れも異口同音に「狂俳は難しい、決まりが多過ぎる」極め付けは「大学の先生にでも成るか?」と揶揄される始末。小言はさておき、この頃樗流誌で「狂俳の探究」と題し「季題と季語」について詳しく掘り下げて戴いています。

これに付きかっての九世八仙斉山里宗家が「季題に季無し、雑題に季を付けよ」と諭されました。未熟な小雅には季語を使わずして季節の情景を旨く言い表す術がなく困惑していた頃、西濃の某大人から文を戴きました。
曰く「季節の題の下にまた季節が並んでも狂俳は季重ねでは有りません、主語と季語です。一句の中に主語と季語の有るのは常識です、これを季重ねと言う人は狂俳を知らない人です」これに力を得て主語と季語、季語は季節の万景を表すのに実に便利で字数も節約出来重宝でしたが「狂俳の探究」で勉強いたします。
最近コロナ禍で途絶えていた雅筵が復活し襲統・立机披露文芸大会と七十周年記念文芸大会と続きました。

こういった寿大会には概ね選者は樗流会の著名な人、地区参事などと成っているようですが、折角切磋琢磨立机してもその地区に大勢の古参大人が蠢いている地区では斯様な雅筵の選者を拝命し晴れの披講に登壇すること等望めません。地区の均等もあるでしょうが、立机すれば等しく晴れの舞台に登壇出来る文字通り、喜びの場を差し上げたら如何でしょうか。拙文にて御無礼致しました。


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