ホーム›狂俳日々徒然› 西濃地区, 副会長・地区代表, 揖斐川吟社 › 「東海樗流会創立七十周年並びに岐阜県芸術文化顕彰受賞を記念して」西濃地区参事 弘喜庵 清翠
昨年来長きに亘る新型コロナ、最近のオミクロン株禍発症の続発に依り各種イベントの中止や延期が相次ぎ残念な思いが続きましたが、創立七十周年の記念すべき節目にあたり、祖師開創依来数多の先輩、会員各位の弛まぬ研鑽に依り今日を迎えることが出来ます事は各位の不断の努力の賜に依るものでございます。
ついては、本会発展の礎である、東海樗流会、会員憲章を改めて繙いて見たいと思います。
第一、山の美と川の美の自然と類のない、狂俳を愛し祖師の遺訓を守ります。
第二、会員相互の人格を尊重し、二百五十年の歴史ある伝統を堅く守ります。
第三、作句生活に希望を持ち、会員悉く作句に夢を持ちます。
第四、晴耕雨読の健全な余暇を楽しみ、作句の中に融和の精神を保ちます。
第五、大人、大雅を問わず、和敬、静謐にして、高邁の態度を慎み、一様に風流人としての資質を守り、言語、動作に意を注ぎます。
第六、会則は勿論、申し合せの決りは必ず守り、相手の気持ちを大切にして、風流雅人として愧じない風交を守ります。
第七、風雅の狂俳や俳句を通じて、広く交わり、教養を高め、個性を活かして、穏健、優雅な会を維持し、祖師、先輩に対する御恩を報じます。
以上憲章を玩味して本会のいっそうの飛躍に努めて参り度いと思います。
会員挙って詩歌文芸の一翼を担うこととなり今後益々の発展に賞する様努める所存であります。
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