岐阜調狂俳と俳句の研究

東海ちょりゅう

狂俳

“KYOHAI”

令和5年 狂俳発祥250年

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陶吟社 結社紹介

行灯まつり 瑞浪市陶町 水川・大川祇園祭 

2022.04.26 674

陶吟社は、瑞浪市陶町や恵那市明知町の愛好者で作る。

社・祭りの歴史

陶地区に狂俳が伝わったのは200年ほど前と言われている。地元の水上地区と大川地区が協力して津島神社で行う祇園祭は、疫病退治の祈りが由来で、150年以上前から続く。毎年狂俳をあんどんに仕立てて発表する活動を行っている。陶吟社と名乗ったのは、昭和となってからで、戦前からと言われる。

祭り

瑞浪市陶町の水上・大川の2地区で毎年狂俳係を決めて募集。祇園祭の夏の風物詩として地域に浸透しており、約1000句が集まる。又同じ陶町の猿爪地区にも狂俳あんどんが貸し出され夏祭りを盛り上げている。

昨年までは、御嵩町青柳社の小舟大人と前事務局長の故岳泉大人が選者となり125句が、あんどんに飾り発表された。今年からは三栄吟社の恵月大人にもご指導を受けている。

「狂俳の壁」水上神社の陶板

水上神社の階段の左右に縦90㎝、横60㎝の狂俳の陶板が28か所、壁に埋められている。これは平成7年に陶町街づくり推進協議会が中心となり、陶吟社27名が狂俳を作り、地元の陶器成型業者が協力して完成したもので、地域の貴重な観光資源になっている。

(宮裏雅と梅孝雅の談話と岐阜新聞、中日新聞、朝日新聞記事から)

令和元年度 水上・大川祇園祭狂俳大会

(近評)陶の祇園会 洗心庵 岳泉 大人選

30[ 開花 ]
風雪耐えて梅匂う

辰申子

29[ あおり運転 ]
ゆとりと余裕事故なくす

雅巳

28[ 豊作 ]
大祭の杜神輿練る

梅孝

27[ やっとかめ ]
迷わず燕古巣来る

雅子

26[ 軽率 ]
お局様の尻触る

秀月

25[ 納涼 ]
ビヤガーデンで盛り上がる

四良

24[ やっとかめ ]
皺くちゃ同志子に帰る

辰申子

23[ ゆかた ]
宮の石段下駄登る

宮裏

22[ 軽率 ]
夜這いを真似て火傷する

梅孝

21[ 夕立 ]
雨乞う畑に恵み降る

梅孝

20[ 松の内 ]
今年の抱負書き初める

四良

19[ 新元号 ]
即位即位に民おどる

秀月

18[ 軽率 ]
後ろ姿に騙される

定談

17[ 開花 ]
薄墨の里人集う

秀月

16[ やっとかめ ]
お袋の味噛みしめる

花うらら女子

15[ やっとかめ ]
梅雨の晴れ間に月覗く

四良

14[ 開花 ]
合格発表サクラ咲く

定談

13[ 大祓 ]
氏子総出の煤叩く

梅孝

12[ やっとかめ ]
あの日の君がよみがえる

薫風子

見返し[ 開花 ]
春爛漫に心浮く

梅孝  評 酔歩幾百花の長堤

10[ 納涼 ]
祇園浴衣の輪が躍る

宮裏  評 陶の祭りもクライマックス

9[ 軽率 ]
議員の口に鍵掛ける

雅巳  評 一党支配の及ぶ弊害

8[ 豊作 ]
インスタ映えの稲穂照る

四良  評 波打つ黄金沃野展望

7[ 松の内 ]
昇る初日に手を合わす

宮裏  評 夫婦岩から明ける元旦

6[ ゆかた ]
襟足白く母に似る

雅巳  評 試歩に優しき妻の介添え

5[ やっとかめ ]
長雨あがり月仰ぐ

宮裏  評 黒南風去って開け放つ窓

4[ 夕立 ]
腹あて付けてヘソ隠す

秀月  評 雷様に唱う桑原

3[ 大祓 ]
茅の輪潜って厄落とす

定談  評 里の神様は孫も同伴

2[ ゆかた ]
背にさすうちわ風情ある

薫風子  評 橋の佳人は学校の先生

秀逸[ 納涼 ]
軒の短冊風揺らす

秀月  評 鈴を鳴らすは夏季の秀作

大尾[ 新元号 ]
祝賀に満ちた幕明ける

梅孝  評 令和となって遠退く昭和

追吟
流れ堰く岩に正座の河鹿笛

岳泉


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