ホーム›狂俳日々徒然› 行灯祭り, 湯ヶ峰吟社 › 行灯まつり 下呂温泉街 情緒ともしたい 狂俳書かれた行灯
狂俳作品が書かれた行灯を下呂温泉街(下呂市)に飾るイベントに向け、行灯を仕上げる作業が二十二日、同市下呂中学校であった。早速温泉街に設置され,
八月三十日まで夜間に点灯される。
作品は地元の湯ケ峰吟社が募集。下呂、高山、郡上の三市の狂俳愛好者から百八十二句が寄せられ、それぞれ句にちなんだ絵とともに作品を紙に書いた。
木製の枠に透明の樹脂版をはめ込んだ行灯は、九十五基を用意。二十二日の作業では、関係者が狂俳作品の書かれた紙を、一基当り二作品ずつ行灯の内側から樹脂版に取り付けた。
狂俳作品は、行灯内の電球に照らされて暗闇に浮かび上がる。中には「三名泉の湯が滾る」「山紫水明里思う」といった情緒豊かな句や、「一升瓶が横になる」などのユニークな表現の句もある。例年は同時開催していた下呂温泉まつりは今年、コロナウィルスの影響で中止。行灯を飾るイベントだけが残されたが、中学生の出品はなくなった。
湯ケ峰吟社の代表、今井菊夫さん(八〇)は「中学生の参加がなくなり、残念だが、宿泊客らに風情を楽しんでほしい」と話していた。
狂俳は俳句のような五七五ではなく、七五調や五七調で主に戯れや滑稽を表現する作品。江戸時代に県内で始まったと言う。
(中日新聞7月掲載)
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